本格的な夏の到来。近年の日本の夏は、35℃を超える気温がもはや「当たり前」となり、30℃前後では「今日は少し涼しいですね」という会話が交わされるほどになりました。

まさに酷暑。このような状況下で、帽子を被らずに日中を過ごすのは非常に危険です。日傘を差すか、帽子を被るか。猛烈な日差しから身を守る対策は、もはや大人の男性のでも必須と言えるでしょう

そこで本日は、**「猛暑対策」と「ファッション性」**という2つの観点から、35℃超えの真夏日におすすめの帽子を2点厳選してご紹介します。

夏のスタイルは「小物」で差がつく

猛暑日のスタイリングは、快適さを優先した軽装が基本です。Tシャツにショートパンツといったシンプルなコーディネートは、帽子やシューズといった小物がスタイル全体の印象を大きく左右します。

例えば、Tシャツとショートパンツの組み合わせでも、足元をスニーカーにしてスポーティなキャップを合わせればアクティブな印象に。一方、レザーサンダルに品の良いハットを合わせれば、リラックスしつつも大人びた雰囲気が生まれます。このように、小物は夏のシンプルな装いを格上げする重要なアイテムなのです。

今回は、日常のお出かけシーンを想定し、街へ気軽に出かけられる汎用性の高さを重視しました。もちろん、夏のレジャーシーンにも対応できる、ハイセンスな着こなしを叶える2つの帽子をピックアップしています。

今回ご紹介する2つの帽子の共通する魅力になります。

  • 抜群の通気性: 酷暑でも蒸れにくく快適。
  • 高いコーディネート汎用性: スタイルを選ばず、幅広い着こなしにマッチ。
  • クラシックな趣: レトロで品があり、大人の雰囲気を演出。
  • 程よいアメリカンテイスト: カジュアルながらも深みのあるスタイルを表現。

1. クラシックで粋な佇まい【WILLY’S PARIS / カンカン帽】

フランス製カンカン帽

まず最初におすすめするのが、フランスの老舗ブランド**【WILLY’S PARIS(ウィリーズ パリ)】のカンカン帽**です。

このストローハットの最大の魅力は、都会のスタイルに自然と馴染むクセのないデザインにあります。数あるストローハットの中でも、このカンカン帽は特定のスタイルに偏りすぎず、どんな服装にも合わせやすいのが特徴です。

機能面では、強烈な日差しから顔周りをしっかりと守ってくれる絶妙なつばの大きさと、言うまでもない抜群の通気性が、日本の猛暑に最適。そして、この帽子が持つ歴史的背景からか、身につけるだけでどんなスタイルもクラシックで粋な雰囲気に格上げしてくれます。

きれいめなシャツスタイルからラフなTシャツスタイルまで、幅広く対応できる万能さは圧巻です。近所のコンビニまで、という手軽さではキャップに軍配が上がりますが、街でのショッピングや散策といったシーンでは、これ以上ないほど頼りになる相棒となるでしょう。

まさに、日常のスタイルを格上げしてくれる大人のためのストローハットです。

(※ブランドのより詳しい歴史や背景については、こちらの記事もぜひご覧ください。)
記事はこちらから → 時を超えて愛される夏のアイコン:ウィリーズ・パリのカンカン帽


2. “育てる”本格派【COOPERSTOWN BALL CAP / トラッカーキャップ】

次にご紹介するのは、1988年にニューヨーク州・クーパーズタウンで誕生した**【COOPERSTOWN BALL CAP(クーパーズタウン)】**。今や数少ない「MADE IN USA」と「ハンドメイド」にこだわり、1860年代頃のオールドスタイルなボールキャップを昔ながらの製法で再現している本格派ブランドです。

35℃を超える猛暑日に頭部を完全に覆うキャップを被り続けるのは厳しいものがあります。その点、後部がメッシュになったこのトラッカーキャップは通気性抜群で、汗による蒸れを気にせず快適に過ごせます。真夏のデイリーユースにおける取り扱いの容易さも大きなメリットです。

しかし、このキャップの魅力はそれだけではありません。フロントに使われたタフなUSAコットンは、使い込むほどに味わいが増し、ヴィンテージのような表情へと「育っていく」楽しみがあります。

ブランドが再現するオールドスタイルの佇まいは、まるでタイムスリップしたかのようなクラシカルな雰囲気を纏っており、特にワークウェアを使ったシンプルなスタイルのアクセントには抜群の効果を発揮します。レトロでありながらアクティブな雰囲気は、きれいめスタイルの「ハズし」としても機能し、コーディネートに深みと遊び心を加えてくれるでしょう。

機能性と、モノ好きの心をくすぐる“育てる”楽しみ。その両方を満たしてくれる、こだわりの逸品です。

クーパーズタウンメッシュキャップ

(※ブランドのより詳しい歴史や背景については、こちらの記事もぜひご覧ください。)
記事はこちらから → 夏はやっぱりメッシュキャップ! 時を超え、スタイルを昇華する「トラッカーキャップ」の魅力


まとめ

今回は、35℃超えの猛暑を快適かつお洒落に乗り切るための帽子を2点、ご紹介させていただきました。

これから夏本番。まだまだ続く長い夏を健康に楽しむためにも、ぜひワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。

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